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武器よさらば(上)  <アーネストヘミングウェイ (著) 金原瑞人 (翻訳) >




総合評価     ★★☆☆☆

ストーリー    ☆☆☆☆☆
表現/世界観    ★★☆☆☆
キャラ       ★☆☆☆☆

映画化 ○
ハッピーエンド ?



内容(amazonより抜粋)

第一次世界大戦の北イタリア戦線。負傷兵運搬の任務に志願したアメリカの青年フレデリック・ヘンリーは、看護婦のキャサリン・バークリと出会う。初めは遊びのつもりだったフレデリック。しかし負傷して送られた病院で彼女と再会、二人は次第に深く愛し合っていくのだった…。




感想

 読みやすい。戦争物にしては描写があっさり。どろどろとした人間関係や、死についてぐだぐだ心情を述べるなどの描写がない。主人公の視点から、見たものや、周りのやつが喋っていたこと、食べたもの、飲んだものなどが淡々と綴られているのみ。

 カバーはシンプルで、可もなく不可もない。ページを開くと、フォントが大きめで、行間も広いので、ぱっと見、子供向けといった印象を受ける。実際に難しい単語や比喩表現などが出てこないので、小中学生が読むのに適しているように思う。

 世界第一次大戦の物語であるらしい。上巻をすべて読み終わったところでわかったのは、ヘミングウェイの文体は、すごく単調であること。ワインが好きなのであろうということ。それくらいで、主人公が何人なのかまったくわからなかった。アメリカ人なのか、イギリス人なのか、イタリア人なのかさっぱりだ。
 舞台はイタリアのようだ。途中からミラノに移動して、ヒロインのキャサリンとべたべたしている。
 登場人物たちは、イタリア語と英語を使い分けている様子。だが、誰がどっちを話せるのか、どこでそれが切り替わっているのかさっぱり分からない。と、いうのも私がこの本に特別な興味を抱いていないからだと思う。

 とにかくキャサリンの台詞が鬱陶しい。わざとらしい感じがする。多分、ぶりっこを見ているときのあの冷めた感情と同じようなもの。主人公の切り替えも鬱陶しい。最初はゲームだと言っていたのに、ミラノで会った途端いきなりキャサリンを愛し始める展開の意味がわからない。心理描写がないのだから、いきなりに感じて当然なのだが、想像しろと言われても無理なほどに、突然、主人公の気持ちが変わるから、私はついていけなかった。

文は読みやすい。さらっとしている。そこは長所であるように思う。でも、中身がない。下巻を読んでどう思うかわからないが、私の評価は変わらないように思う。リナルディがすこし可愛くて好きなので、★は二つつけた。



「武器よさらば 下巻」に続く。




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主に小説の感想を載せています。

ハッピーエンド至上主義者。
過程がどれほど素晴らしかろうとも、バッドエンドで評価が一転します。


★の数は、その本の価値と同一ではありません。
たいてい、難解な哲学を含むものは、星の数が少ないです。

あなたが本を手に取るきっかけに、人の意見が知りたい人にとっての参考に、このブログが役立ってくれますように。

PN:伊吹かなめ
傾向:世界観、キャラクター、読みやすさ、印象の強さ、独創性、個性などを重視します。エンターテイメント性に富んだものを好みます。俗っぽいものに抵抗あり。



文字、紙、本に溺愛。作家さん、編集者さん、そして出版関係の皆様に感謝と敬意をここに記します。本を生み出してくれて、ありがとう。
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